サダット珈琲

サダット珈琲の生焙煎(きばいせん)


サダット珈琲の生焙煎ではそれぞれの豆の特徴を引き出す方法で焙煎を行っています。

◆甘さを引き出す

◆酸味をうま味に変える

◆えぐみを取る

◆香りを引き出す

◆コゲ臭を出さない


◆甘さを引き出す
ショ糖を壊さないように、生豆からMediumRoastまでの初期焙煎温度を低く行う

◆酸味をうま味に変える
MediumRoastからCityRoastで焙煎温度を高温で行う

◆えぐみを取る(文句かえる)
最後のクールダウンの時間のかけ方を調整する。1段階または2段階

◆香りを引き出す
温度を低めに保ち、じっくりと時間をかけて焙煎を行う

◆コゲ臭を出さない
オールハンドならではの温度調節のダイナミックさとキメ細やかさ

サダット珈琲の生焙煎では上記の方法により、それぞれの豆で焙煎の方法を使い分けています。

それぞれの焙煎の詳細については「焙煎士日記」をご覧ください




コーヒー豆は生産国、種、環境、栽培方法、管理などにより、全て違ったコーヒー豆が出来上がります。味、香り、コク、苦み、甘さ、風味といった違いは、コーヒー豆の数だけそれぞれ違うものです。
そして大切なのは、それぞれ特徴のあるコーヒー豆を焙煎次第でその個性を引き出せるかどうかがかかっていると言うくらい非常に大事な役割を『焙煎』は担っているのです。

では私たちが行っている『生焙煎ーきばいせん』とはどのような焙煎方法か。

コーヒーの木1本にはおよそ3㎏のコーヒーチェリーができると言われています。これを生豆にした分量が、私たちが1回に焙煎する量です。約400g~500g。通常量産されるコーヒー焙煎からすれば、ほんの僅かな量です。
商業ベースで考えると効率は悪く、けっしてお勧めできるものではありません。それを2重構造のステンレス半釜において、約90分間の熱風作業を行います。この90分間は焙煎士とコーヒー豆の対話の時間です。
温度の変化、色合い、膨張具合により,甘さや香りをどのように引き出せばよいのか、一粒一粒目で見て確認し、木べらで撹拌していきます。この豆の個性はどこにあるのか、毎回焙煎士と豆は対話します。その間、焙煎室は豆から発生するガスを吸引し、スモーク臭が豆に移らないよう気を引き締めます。

このような作業は、焙煎士というより匠の世界と言ってよいのかもしれません。従来の焙煎機では出来ない、コーヒーの木1本の想いを、丹念に創り上げていくのです。
このようにして創り上げた焙煎豆を私たちは『生焙煎ーきばいせん』と呼んでいます。


『「生焙煎」は、株式会社ブレイン サダット珈琲の登録商標です。』